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ショップ紹介

佐藤 守

こんにちわ。店長の佐藤守です。

数あるショップの中から、当店にご来店いただきありがとうございます。

実店舗は、1941年(昭和16年)創業の八百屋&酒屋です。

より一層お客さまに喜んでいただけますよう、努力してまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

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ホーム 日本酒 天穏蔵元 板倉酒造(島根県出雲市) 板倉酒造【天穏 純米板粕(500g)】
板倉酒造【天穏 純米板粕(500g)】
板倉酒造

【天穏 純米板粕(500g)】    

生産地:島根県出雲市
内容:五百万石60%
容量;500g

2024年2月入荷

冬場の仕込み最盛期に出荷されてきた乳白色の綺麗な板粕。

当然、醸造アルコールを添加したお酒の酒粕ではなく、純米酒から純米大吟醸の搾りから生まれた健全な酒粕。

佐藤家では味噌汁や炒め物に使用したり、妻が作る酒粕クッキーが美味いです。

用途は様々あるので、愉しんでみて〜。



次男坊『お父さん、出雲大社に行くの?』
私『出雲大社には行かないけど、お膝元にある酒蔵に行ってくるね!』
次男坊『俺も学校休んで行きたい♪』
私『今度必ず連れて行ってあげるよ!』
次男坊『絶対だよ!お父さん!』
こんな島根県に向かう前日の夜の会話。
神社仏閣好きの次男坊にとって『伊勢神宮』と『出雲大社』は聖地みたいな場所。
その出雲大社の近くにお父さんが行くなんて・・・
そんな気持ちになったのだろう。

私の中での日本酒の聖地と言っても過言ではない日本海側に面した山陰地方(島根、鳥取)。
酒場に飲みに行った際に、良く出される(自動的に)←(笑)日本酒がこの地域が多いようだ。

『板倉酒造(天穏)』
はじめて天穏と出会ったのは2年ぐらい前だっただろうか。
純米、純米吟醸、生酛、そして無窮天穏シリーズ。
え?なに?不思議な感覚に驚いた。
今まで飲んできた日本酒には無い飲み心地。
自然と盃が進む・・・

一杯で美味しいと完結する酒質ではなく、二杯、三杯と・・・
翌日もまた飲みたくなるような日本酒。


蔵の場所を調べたら県庁所在地の松江市(鳥取県側)から見て西側。
出雲大社の南側に位置しており、伺ってみたいと思ってルート検索。
飛行機で伊丹に入りそこから電車?高速バス?
それとも新幹線で東京〜岡山〜在来線で松江〜出雲・・・
いや〜遠い・・・汗
中々、店を空けることが出来ないので、当時は断念してしまった。

二の足を踏んでいたら、来年LCCが仙台→出雲便を開業する情報が!
ヨシ!その移動手段なら短時間で往復が出来る!と思っていたが・・・
私の諸事情や店の状況、段取りや態勢もあり連絡を渋っていた。

蔵元に連絡するのに丸二年。
扱いたいと思う気持ちより、『どのような歴史がある町で、どんな造り手が醸しているのだろうか?』が最初で、飲めば飲むほど益々興味が湧いてきて天穏の酒にのめりこむ。


やっと板倉酒造さんに連絡をさせて貰い、
蔵から電話が来て『杜氏が会いたいようなので、こちらまで来れますか?』と。
即答で『ハイ!伺います!』と。
嬉しかったな〜。

仕込みも始まりお忙しい時期でしたが2019年11月上旬にお伺いしてきました。

三方の山々に囲まれた地域。
約4000年前(縄文時代後期)の三瓶山の噴火によって供給された大量の土砂によって形成されたのが出雲平野。
飛行機の機内からでも明確に見て取れました。
汽水湖で知られる(海水と淡水が混じっている湖)の宍道湖がデカイ!!
(海かとおもいました!)

出雲市駅を中心に経済が栄え、その周りに川が流れ、田畑があり、そして山が囲む。
日本海も近いので新鮮な魚介類も水揚げされ食文化にも興味が持てる。
蔵があるのは出雲市塩冶町。(出雲市駅の南側)
幹線道路から少し離れ、静かで昔ながらの家々が立ち並ぶ閑静な住宅街。

蔵に入ると大柄なラグビー選手を彷彿させる若く屈強な体の持ち主が登場。
それが小島杜氏でした!
風貌に似合わず(失礼!)、優しい口調で丁寧に蔵の歴史から話してくださった。

人はなぜ日本酒を造るのか。
人はなぜ日本酒を飲むのか。
神社仏閣との関わりや教え。
原材料のお米や水の供給源、地域住民や農協との連携。
神事や地域との関りには共感するとことも非常に多く、うなずく回数も多くなる。

醸造に関しては目から鱗。
今まで知っていたつもり・・・
何となく、ざっくりとだったものが、目の前のクリアーボードにスラスラと書きながら丁寧に説明してくれる小島杜氏の姿に、今まで私の頭の中に描いていた造りの部分での抽象化、普遍化していたものが思考の基礎となっていたことに気づく。
何となくではなく『もう一度ちゃんと飲んで勉強しないと!』。
食い入るように杜氏の話を聞かせていただいた。

今まで心の中でモヤモヤしていたものが明確に見え始め『腑に落ちる』。

その後は試飲タイム♪
約22種類の天穏・天穏・天穏。
二往復し更に気になるのを再度確認。
(勿論、吐くことはせず、全て飲み込み余韻も感じる!)
お!これは!と思えるのが、ある意味均等であるようで、片寄っていて驚いた。
私の感覚に、杜氏も『〇〇BYから色々と変えている部分もあるんでOKです!』と。

30BYまでは極一部のお米は他県から買っておりましたが、31BYからは全量島根県産となります。これも今後の地域の産業や文化が真っ当に評価される事を願い、それに関わる米農家、農協、運送会社、販売店、飲食店、エンドユーザー、天穏に関わる全ての人が潤って欲しいと願う小島杜氏。その為にも一瞬の快楽や感情に流されるような酒ではなく、人間が本来持っているだろう価値観や自然への敬愛する気持ち、それが永く愛され続け、コアなファン(一度飲んだら離れない)がいる秘訣なのかもしれない。

天穏を飲むと穏やかな気持ちになる。
飲み切った後は生命力を感じ、『また明日頑張ろう!』
そんな気持ちにさせてくれる。

香りや鼻で美味しいと感じるお酒より、体(心)で感じる日本酒を欲する。
身も心も委ねてしまう清らかな酒。
細胞の一つ一つ、体の芯の部分までストレスなく沁みこむ酒。
一瞬の快楽や刺激ではなく、継続的な温かみが体の中心部分まで優しく浸透していく日本酒ではないかと私は思う。

その場の空気感さえも変えてしまうような気がするんですよ!何となく。
多くの方とその時間と空間を楽しみ、共有したい。


蔵に伺って話を聞くまでは、何となくこんな感じだからなのかな〜?と勝手に思っていた印象とは違った。
原材料のお米を含め、ストイックな造りではなく、
天穏に関わる全ての人が良い循環を保てるように、神事、歴史、風土、人、米、水など、日本酒と繋がる全ての情報を収集し、若いながらも長年の経験と引出しを屈指し、酵母や麹の声を聞きながら、蔵付きの野生酵母で自然な形で酒を醸す。

自然な造りって何だろね。
無農薬のお米を使えば自然。
酵母添加せず無添加で醸せば自然。
造り手によってもその解釈やアウトプットの仕方や言葉も違う。
話を聞いていると、
岩手県遠野でどぶろく醸す要太郎さんが思い浮かんだ。
『民宿とおの』、『要』、『醸し田屋』
街にとけ込んだ佇まい、空間、流れる空気、職人の魂、情景。
そしてスタッフへの心使いなど全てが一つの形となって渦になる。
土地を愛し風土を大切に思い、『飾らず、奢らず、偽らず』
清らかさ、優しさ、人や自然を敬う気持ち。
人間のルーツ、心技体さえも考えさせられる酒がそうなのではないかと。


歴代の杜氏から吟醸造りを学び、喜びと苦悩、葛藤を繰り返しながら、
今は『この酒が天穏の酒!』と呼べる山陰吟醸造りを。
お米の選別から浸漬、酒のベースとなる麹造りに徹底的にこだわり三日麹を確立し、蔵付き酵母の力を信じ、生酛、山廃に関しては一切酵母添加することなく醸造。山廃に関してはもと摺をしない事に加え、とあるモノを使用しない事により(一般的には使用する)空気中からの酵母を入りやすくしている。

教科書には記載されていない、今までの杜氏からの教えと自らの経験と知恵、そして蔵人たちの力が集約され、清らかな資質ながら生命力に溢れ、美味しく、飲み飽きしない優しさ、心の奥底から感動する酒になる。

蔵を離れる前に小島杜氏から『資料と在庫リストです!』と手渡された。
え??あ!!『ありがとうございます!』
こんな感じでお付き合いが始まるとは全く思っていなかったので、驚きと嬉しさが混ざり合い、感情を噛みしめながら宿泊先までの夜道を歩いた。

蔵に伺って良かった!
小島杜氏の話が聞けて良かった!
心から。

夜は、出雲市駅前で行われていた日本酒のイベントに一緒に参加して、その後は小島杜氏とお勧めの飲食店で天穏縛り。
天穏、天穏、天穏・・・また天穏(笑)
次の飲食店でも天穏、天穏・・・また天穏(爆)
天穏以外のお酒を殆ど口にしない一日。(相当飲みましたが翌日はスッキリ!)
自宅に帰ってきても『今晩も飲みたいな〜天穏』と思えるほど。

知れば知るほど小島杜氏が醸す天穏にのめり込む。

小島杜氏『私、家でも天穏しか飲まないんです!』
『美味しいし、飲み続けられるし、飽きないですね!』

根っからの天穏好き!(笑)

一度味わってみませんか『天穏』

冷でも美味しい♪
常温ならさらに美味しい♪
お燗なら、やめられない美味しさです♪

末永いお付き合いの程、宜しくお願い致します。


〜板倉酒造さんの資料より〜
創業は明治4年。酒名「天穏−てんおん−」は、日蓮宗の経文から抜粋して命名した由緒ある銘柄で、天が穏やかであれば窮する(困る)ことはない、無窮天穏(むきゅうてんおん)という言葉より名付けられました。
出雲国の酒米を自家製米で磨き上げ、出雲北山山系最高の神奈備山である鼻高山山域の伏流水を仕込み水に、出雲杜氏による伝統の酒造りを行っています。天穏の銘柄のように、清らかで奥深く余韻の長い、飲んだ人の心が穏やかになるようなお酒です。出雲杜氏の職人たちが出雲の風土と神々の酒造りの地である佐香神社を心に祀り、出雲に神々が集まる神在月から蔵の桜並木が満開になるまでの寒造りで誠心誠意の酒造りをしています。




4〜10月の間はお客様に良い状態で日本酒をお届けする為、
クール便でお送りする場合がございます。ご了承下さい。
また状況によって期間外でもクール便での発送をお願いする場合がございますので、
宜しくお願い致します。

ワインとの同梱も可能です!
受注メールにて、正確な金額をお知らせいたします。
(送料、クール代の有無を含めた金額をお知らせ致します)

商品到着後速やかに、冷暗所(温度は一定に保てるようにしてください)で
保管してください。常温での保存は厳禁です。



・ 販売価格

378円(税込)

・ 在庫数
0個